はじめに|40代になって、急にお金が不安になりませんか?
40代に入ってから、「このままで大丈夫かな‥?」と
漠然としたお金の不安を感じるようになりました。
我が家は、上の子が生まれたのが私が35歳のとき。
その頃から将来のお金について考え始めてはいましたが、
40代になってからは明らかに意識が変わってきた感覚があります。
久しぶりに会った親の姿に、
「介護」という文字が頭をよぎることも。
自分自身も家族を取り巻く環境も、
一段ライフステージが進んだように感じています。
そんな中で、我が家が取り組んだのが
ライフプランニング でした。
この記事では、
FP有資格者の私が、40代・子育て世帯の視点で
「難しくない・完璧を目指さない」ライフプランの考え方を
実体験を交えてお伝えします。
この記事を読むことで、
・40代子育て世帯のお金の全体像
・教育費と老後資金の優先順位の考え方
・完璧を目指さない現実的なライフプランの立て方
が整理できます。
ライフプランニングとは?40代子育て世帯に必要な理由
ライフプランニングとは、
人生の計画を立て、それを実現するためのお金を考えることです。
💡ライフプランニングの3本柱
生き方(生きがい): いつ、どこで、何をしたいか?(結婚、住宅、趣味など)
イベント: それにはいつ、いくらかかるか?(教育費、老後資金など)
対策: どうやって準備するか?(貯蓄、投資、保険、働き方など)
ライフプラン=「将来を当てること」ではない
ライフプランの本質は、
将来の不安を“見える化”することです。
- 何にどれくらいお金がかかりそうか
- 今の収入で足りそうか
- 何を優先すべきか
これがざっくり見えるだけで、
お金の不安は驚くほど軽くなります。
なぜ40代がベストタイミングなのか
40代は、
- 教育費が本格化する前後
- 老後まで、まだ時間がある
- 働き方や支出を修正できる
という 「遅すぎず、でも早すぎない」絶妙なタイミング。
50代になってからでは選択肢が減ります。
だからこそ、40代で一度立ち止まって考える価値があるのです。
40代子育て世帯のお金の全体像を整理しよう
まずは全体像です。
40代子育て世帯のお金は、大きくこの4つに分けられます。
- 教育費
- 住宅費
- 老後資金
- 日常生活費(固定費・変動費)
ライフプランでは、
すべてを完璧に把握する必要はありません。
「どれが重くなりそうか」
「どれをコントロールできそうか」
を知ることが第一歩です。
教育費はいくら必要?我が家の考え方
教育費は、40代子育て世帯が最も不安を感じやすい項目です。
教育費は「家庭ごとに正解が違う」
よく目にする「教育費〇〇万円」という数字。
あれは 平均 であって、正解ではありません。
- 公立か私立か
- 習い事や塾をどこまでやるか
- 大学は自宅か下宿か
選択肢によって大きく変わります。
我が家では、
「ここまでは出す」「ここから先は本人と相談」
という 上限ライン を決めました。
👉 ※ 教育費の具体的な金額や考え方については、
別記事で詳しくまとめる予定です。
老後資金はいくら必要?40代からの現実解
老後資金と聞くと、
「2,000万円問題」が頭をよぎる方も多いと思います。
老後資金は“貯金だけ”で考えない
40代から2,000万円をすべて貯金で用意するのは、
正直なところ、かなり大変です。
そのため我が家では、
- 生活費の見直し
- 公的年金の把握
- 長期投資の活用
を組み合わせて考えました。
老後資金は
「今いくらあるか」より
「どうやって準備するか」 が重要です。
👉※ 教育費の具体的な金額や考え方については、
別記事で詳しくまとめる予定です。
我が家のライフプランの立て方【5ステップ】
ここからは、我が家が実際にやってきた方法です。
ファイナンシャルプランナーとして、
これまで自分自身の家計管理・資産形成を実践してきました。
その経験をもとに、「現実的に続けられる方法」に絞って紹介します。
ステップ1:収入と支出をざっくり把握する
細かくなくてOKです。
月の手取りと、おおよその支出を把握します。
- 世帯の手取り収入
- 毎月の生活費
- 固定費のおおよその額
「だいたいこれくらい」がわかれば十分。
ここがすべてのスタート地点です。
ステップ2:固定費を最優先で見直す
家計改善で一番効果があったのがここです。
- スマホ代
- 保険料
- サブスク
- 住宅関連費
一度見直せば、効果がずっと続きます。
👉固定費は3つだけでOK!家計が一気にラクになる完全ガイド
👉 スマホ代を安くしたい!楽天モバイルに乗り換えた理由
👉 保険の見直し|必要な保険と不要な保険の線引き
ステップ3:教育費・老後資金の優先順位を決める
ライフプランを考えるとき、
多くの人がここで立ち止まります。
「教育費も老後資金も、どちらも大事」
それは間違いありません。
ただ、40代から
両方を完璧に準備しようとすると、家計は一気に苦しくなります。
だからこそ必要なのが、
“家庭としての優先順位”を決めることです。
ここまでで、ライフプランの“土台”はほぼ完成です。
教育費と老後資金、どちらを優先すべき?
多くの40代子育て世帯では、
結果的に「教育費を先に考える」形になりやすいと思います。
理由はシンプルで、
教育費は使う時期がほぼ決まっていて、先送りできないからです。
一方、老後資金は、
- 働き方を調整する
- 支出を見直す
- 投資で時間を味方につける
といったように、後から選択肢を持てる余地があります。
そのため、
「まず教育費の全体像を整理し、そのうえで老後資金を積み上げる」
という順番は、現実的で無理のない考え方です。
我が家が決めた「優先順位の考え方」
我が家では、次のように整理しました。
- 教育費:ある程度の目安額を先に決める
- 老後資金:今できる範囲で“積み上げる”
習い事は、
- 公文 2教科
- スイミング
- 英語
この3つをやっていて、
子ども2人で月6万円ほどです。
進路の想定は、
- 小・中学校:公立
- 高校:私立
- 大学:文系私立
実際に本人が希望する進路は未知ですが、
まずはこれを前提として、
「教育費はここまでは出す」という上限ラインを決めました。
どちらも「希望を満たすまで用意する」のではなく、
まず先に教育費に枠を設けたことで、一気にその他のプランが立てやすくなりました。
教育費のラインを決めないと、起こりがちなこと
このラインがないと、
- まわりに流されて判断がぶれる
- いくら必要かわからない不安から、際限なく貯め続ける
- たくさんの経験をさせてあげたい一心で、教育費が嵩む
といった状態に陥りやすくなります。
逆に言えば、
教育費の整理ができたからこそ、老後資金を冷静に考えられるようになる
ということになります。
「完璧」を目指さないほうが、結果的にうまくいく
ライフプランで大切なのは、
完璧に計画通りに進ませることではありません。
- 想定より教育費がかかることもある
- 老後資金が予定通り貯まらないこともある
それでも、
- 家庭としての方針がある
- 判断基準がある
これだけで、
お金に振り回されにくくなります。
教育費の目安が見えたら、
次は老後資金をどう準備するかを考えていきましょう。
ステップ4:投資で“時間”を味方につける
老後資金の準備は、短距離走ではなくマラソンのようなものです。
私は証券会社に勤務したことがきっかけで、
30歳から投資を始めました。
当時から、
「投資はコツコツ続ければ、きちんとリターンが狙える」
ということは、知識としてはありました。
ただ、「知っている」と「理解している」は別物。
相場が下がるたびに不安になり、
投資をやめようかなと思ったこともありました。
全世界累計600万部、57言語で刊行されている人気著書の
「サイコロジー・オブ・マネー
一生お金に困らない「富」のマインドセット」には、
こんな一文があります。
まさにその通りで、
投資に慣れ、「理解している」状態まで落とし込むには時間が必要でした。
このプロセスは、
誰にとっても避けて通れないステップだと思います。
投資額は“いきなり増やさない”で正解だった
少額から始めた投資ですが、
- ムリない範囲で節約を取り入れ、家計が安定してきた
- 投資の値動きに慣れてきた
こうしたタイミングに合わせて、
投資に回す金額を段階的に増やしていきました。
この「少しずつ増やす」というやり方は、
- 値動きに一喜一憂しにくい
- 途中で怖くなってやめにくい
- 家計を圧迫しない
という点で、
結果的に長く続けることにつながったと感じています。
老後資金は、時間をかけて“育てていく”もの
老後資金というと、
「いくら必要なんだろう?」
「間に合うのかな…」
と、不安が先に立ちがちです。
でも実際には、
老後資金は一気に用意できるものではありません。
- 20年、30年という時間
- 積立という仕組み
- 複利で増える可能性
これらを組み合わせて、
“土台を少しずつ太くしていく”ものだと考えています。
「投資=怖い」から「投資=当たり前」になるまで
投資を始めたばかりの頃は、
相場の動きを毎日気にしていました。
ただ、時間が経つにつれて、
- 上がる年もあれば下がる年もある
- それでも続けていれば平均化されていく
- 一時的な下落より、続けることのほうが大事
という感覚が、
経験として身についていきました。
投資が特別なものではなく、
これからの資金を準備するための
「生活の一部」になったという感じです。
老後資金づくりで一番大切なのは「続けられる仕組み」
老後資金づくりで重要なのは、
利回りの高さでも、売買タイミングの上手さでもありません。
- 無理のない金額
- 自動で積み立てられる仕組み
- 多少の下落ではやめなくて済む心構え
こうした条件を整えることが、
結果的に老後資金の土台を強くすると感じています。
完璧を目指さなくていい。
まずは「続けられる形」を作ること。
それが、
40代からの老後資金づくりの現実的なスタートだと思います。
ステップ5:定期的に見直す
ライフプランは「一度作って終わり」ではなく、
人生の変化に合わせて微調整していくものです。
むしろ、計画通りにいかないことを前提にしておくほうが、
気持ちがラクになります。
年末、または年度末など、
1年に1度は見直すようにすると良いです。
固定費を見直すだけで人生がラクになる理由
ライフプランを考えていて痛感したのは、
固定費の影響力の大きさです。
- スマホ代
- 保険料
- 住宅関連費
我が家では、ここを見直しただけで
家計の余裕が大きく変わりました。
👉スマホ代を安くしたい!楽天モバイルに乗り換えた理由
👉保険の見直し|必要な保険と不要な保険の線引き
投資は思っていた以上に必要だった
貯金だけで、資産を準備するには限界があります。
もちろん、収入が多ければ、貯金だけでも立派な資産を築けるかもしれません。
ただ、普通の人にとって収入を増やすことは大変なことです。
どの時代に生まれたかでも変わってきます。
同じ会社でがんばって働いていれば給料が段階的に上がり、
物価も安かった上の世代と我々とでは状況が大きく異なります。
これまでのロールモデルが当てはまらない今、
私たちは、上の世代とは異なった戦略をとっていく必要があります。
つまり、
資産形成のなかに投資を組み込んでいく必要があるということ。
これからの時代、安心して暮らせる資産を作るためには投資の力を借りる必要があります。
投資を始めた頃の私は、将来の資産形成なんてことは全く考えていませんでしたが
この投資額が今の資産を大きく下支えしてくれていることは間違いありません。
なにより投資を始めて変わったのは、
お金の増減より 気持ち でした。
- 将来への見通しが立った
- 情報に振り回されなくなった
- 判断基準ができた
老後資金を「投資で準備する」具体策として、
私が使っている制度が新NISAです。
ライフプランを立てて変わったこと
ライフプランを立てて、一番変わったのは
「お金に対する不安との距離感」です。
- 不安がゼロになったわけではない
- でも、正体のわからない不安ではなくなった
これだけで、
日々の安心感は大きく変わりました。
すべてを自分で考えるのが負担に感じる場合は、
第三者の視点を一度借りるのも有効です。
ライフプランを自分で考えるのが不安な方は、
一度だけ第三者のFPに相談してみるのも選択肢です。
私自身もFP資格を取る前に、プロの方に家計を見てもらいましたが、
客観的な視点をもらえたことがプラスに働きました。
「まず自分で全体像を把握する」ことをおすすめしていますが、
無料相談を活用するのも一つの方法だと思います。
まとめ|ライフプランは「完璧」じゃなくていい
ライフプランは、
- 正確でなくていい
- 途中で変わってもいい
- ざっくりでいい
大切なのは、
「考えたことがあるかどうか」 です。
40代の今だからこそ、
少し立ち止まってお金の全体像を見てみませんか?
このサイトでは、ライフプランを軸に
節約・投資・ポイント活用について発信しています。
ライフプランを考えるうえで、
すぐに取り組めるテーマからぜひ読んでみてください。
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