【初心者向け】なぜ初心者ほどインデックス投資?── 再現できる投資戦略

投資をしようと思ったとき、まずぶつかるのが
「何を買えばいいの?」ということ。

  • 株?
  • 投資信託?
  • インデックス?
  • アクティブ?

私も最初は、言葉の意味がそもそもわからない…という状態でした。

なのでこの記事では、

  • 投資信託の仕組み
  • アクティブとインデックスの違い
  • なぜ初心者にはインデックスがおすすめなのか
  • 世界データで証明されたエビデンス
  • ワーママでも再現できる投資の型

をわかりやすく解説します。


目次

まずは前提:投資信託とは何か?

投資信託とは、

みんなでお金を出し合って、プロがまとめて運用してくれる商品

のことです。

イメージとしては…

  • ひとりでは買えない「世界中の企業」を
  • みんなでお金を集めて、
  • プロがバスケットのように詰め合わせてくれる

というような仕組みの商品です。

そのため、投資信託を1つ買うだけで、

  • アメリカの有名企業
  • 日本の大企業
  • 世界中の株

などに少額から分散して買うことができます。

これは、初心者にとって最も大きなメリットです。


次の壁:アクティブファンドとインデックスファンドの違いは?

投資信託には主に2種類あります。


① アクティブファンド

「市場平均に勝ちにいく」プロの攻めの運用

特徴:

  • プロが銘柄を選んで運用する
  • 調査費や人件費がかかる → 手数料が高い
  • 成績は運用者の腕や相場に左右される

いわば、「勝ちにいくチーム」を作るようなイメージです。


② インデックスファンド

「市場平均そのまま」の機械的な運用(=低コスト・安定)

特徴:

  • TOPIX、S&P500、全世界株など“指数”に合わせて自動運用
  • 手間も判断も人件費もほぼ不要 → 手数料が圧倒的に安い
  • 運用者が変わっても成績がブレない

こちらは「リーグ全体の平均成績をそのまま取るチーム」です。

そして…
ここからが本題です。


初心者がインデックスを選ぶべき“決定的な理由”

世界中のデータで、「アクティブはインデックスに勝てない」ことが何度も証明されています。

その代表が、S&Pが毎年発表している SPIVA(スピーバ)レポート


SPIVAが示す事実

期間が長くなるほど…
アクティブファンドはほぼすべてインデックスに負ける。

例(米国株):

  • 1年:半分以上がインデックスに負ける
  • 5年:70%以上が負ける
  • 10年:85%以上が負ける
  • 20年:90%以上が負ける

さらに別研究でも、

✔ どの年代でも8〜9割のアクティブファンドは長期で負ける

✔ 勝てるファンドを“事前に見抜く”のは不可能

という結果になっています。


なぜアクティブは負けるのか?

理由はシンプルです。

① 手数料が高すぎる

アクティブファンドがインデックスファンドに勝ちにくい最大の理由が、
「手数料の高さ」です。

アクティブファンドはプロの調査体制や売買が多いため、
毎年かかる信託報酬という手数料が 1〜2% と高め。

一方でインデックスファンドは市場全体に連動するだけなので、
信託報酬は 0.1%前後 と超低コスト。

「1%くらい誤差では?」と思われがちですが、
このたった1%の差が、20年後には驚くほど大きな差になります。


📊 手数料1%の差がどれだけ効くか?(図解)


100万円を20年間投資し続けた場合

期間低コストファンド
(利回り4.9%と仮定)
高コストファンド
(利回り3.9%と仮定)
差額
5年後¥1,273,000¥1,211,000¥62,000
10年後¥1,626,000¥1,469,000¥157,000
20年後¥2,637,000¥2,162,000¥475,000

⬆たった“1%”の差が、20年で 約47万円の差に!

手数料は毎年じわじわ引かれます。
そのため、長期になるほど“見えない固定費”のように積み重なるということです。

そのため、
長期投資では「手数料の安さ」が最優先。

これが インデックスファンドが初心者に向いている最大の理由です。

② 勝てる年・勝てない年がバラバラ

  • 短期間で勝てても、長期での勝率は下がります。

③ 運用者(ファンドマネージャー)が入れ替わる

  • ファンドマネージャーが変わることで運用成績も変わってくる可能性があります。

結論:初心者は市場平均=インデックスが最強

  • 勝率が高い
  • 仕組みがシンプル
  • 手数料が安い
  • 再現性が高い

この4つを満たすのがインデックス投資だからです。


私の実体験|2010年スタートでも資産が増え続けた理由

私は 2010年から投資開始

まだリーマンショックの余韻があった時代で、相場は回復途中。
そんな中でも、

  • 毎月1〜2万円のインデックス積立
  • 放置(ほったらかし)
  • ドルコスト平均法が働く

このシンプルな戦略だけで資産は着実に増えました。

さらに…

✔ 利益が出たらそのまま再投資

→ 雪だるま式に増える「複利」が最大化

投資でお金が増える最大の理由は 「複利(ふくり)」 にあります。
複利とは、増えた利益にもさらに利益がつく仕組みのこと。


❄️ 【複利の効果とは:雪だるまを転がすイメージ】

投資の複利は、まさに 雪だるま を転がすのと同じです。

  • 最初は小さくても
  • 転がすほど雪がくっつき
  • その雪がさらに雪を呼び
  • どんどん大きくなる

これが複利です。

📈 これが複利のすごさ!:毎月2万円の積み立て:複利あり vs 複利なし(単利)の比較

20年後の最終金額の比較

毎月2万円の積み立てを20年間した場合‥

項目単利(5.0%換算)複利(5.0%換算)差額 (複利 − 単利)
元本合計¥4,800,000¥4,800,000¥0
最終金額¥7,200,000¥8,228,874¥1,028,874
増えた利益¥2,400,000¥3,428,874¥1,028,874

※ 小数点は四捨五入し、見やすい数字にしています。

20年後にはなんと…

👉 差額 102万円!
👉 投資額は同じでも、
👉 複利の効果でこれだけ運用成績が変わってきます

✔ 価格が下がった時も機械的に買う

→ 感情に左右されない

忙しい社会人でも、パパママでもできる、究極の“再現性のある投資”です。

これは私が実際に2010年から月1~2万円積み立てをしていた時の、

楽天証券で預けていた分のみのトータルリターンです。

ちょうどリーマンショックで株式市場が冷え込んでいるときでしたが、

コツコツと愚直に積立をしたリアルな結果です。(本当は設定してからほったらかししていただけですが‥笑)


初心者が買うべきインデックスファンドはこれでOK

最初の1本は、全世界株 or S&P500(オルカン or 先進国 or 米国株)

投資の世界で「卵は1つのカゴに盛るな」と言われますが、
全世界株なら世界中の株に分散されているので十分リスクは低減されています。

私は最終的に オルカン1本に落ち着きました。

理由:

  • 世界全体に分散できる
  • 特定の国に偏らない
  • 長期の勝率がほぼ100%に近い

初心者にも負担が少なく、しかも積立設定をすればあとはほったらかしでOKな投資だからです。


まとめ|初心者は「最強の勝ち筋」を選べばOK

投資初心者が選ぶべきものは明確です。

  • ✔ 何を買うか迷う → インデックス投資でOK
  • ✔ アクティブはどう? → 長期で9割が負けるエビデンスあり
  • ✔ 初心者でも続けられる? → 放置でOK、再現性◎
  • ✔ ワーママでも可能? → むしろワーママこそ向いている

投資は「センス」ではなく「選択」です。

インデックス投資を選ぶだけで、
あなたはすでに“勝ちやすい側”に立てています。

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